今天我們繼續推送“熊貓杯”全日本青年徵文大賽獲獎作品,一起來看看高木麻衣與中國的故事吧!
我認為日本和中國看待歷史問題的方式有所不同。例如,我最近深刻體會到,我們日本人平時見怪不怪的漫畫中,可能有些地方在中國人看來就是在輕視歷史問題。
我很喜歡漫畫《我的英雄學院》。在這個漫畫的設定中,故事的開頭,在日本的中國地方降生了一名發光嬰兒。之後,世界各地均報道發生了異常現象,最終全球約有80%的人都擁有了某種個性。有的人力大無窮,有的人可以飛翔。但是,在另外約20%的人身上卻沒有發現任何個性,被稱為“無個性”。在那個世界中,出現了使用個性作惡的反派,與此同時,與之作鬥爭的英雄這一職業受到關注。這部漫畫講述了一個憧憬英雄的無個性少年成長為頂尖英雄的故事。但是,卻突然受到了一些中國人的指責,引發軒然大波。因為這部漫畫原本在中國廣受歡迎,所以發生這種情況讓我著實吃驚。
中國人為什麼會抵制《我的英雄學院》?這與漫畫中最大反派、人稱“瘋狂科學家”的博士有關。他在反派中處於領導地位,圍繞他的謎題很多,他使用假名字“氏子達摩”,隱藏了自己的個性和真名,直到最終決戰前,人們才知道他叫“志賀丸太”,沒有個性。正是這一點讓中國人產生了牴觸。因為,“丸太”是日軍731部隊對人體實驗受害者的隱晦稱呼。而且,“志賀”也會讓中國人聯想到痢疾桿菌發現者志賀潔。因為將進行人體實驗的角色命名為“志賀丸太”,所以,“欠妥”“謝罪”等指責和謾罵聲此起彼伏。對此,日本國內的粉絲反駁稱“不要將外國的文化常識強加給我們”“如果覺得不愉快就別看”,雙方在社交網路上發生爭執。最終,從爭論歷史問題變成了互相宣洩日常壓力。受此影響,漫畫作者和其刊載雜誌《週刊少年Jump》賠禮道歉,並更改了角色名稱。但對於這一結果,日本國內的批評聲浪更高了,而中國則認為是理所當然。
另一個令我吃驚的地方是,日本人的評論中經常出現表示不瞭解歷史問題的留言,例如“我之前不知道‘丸太’還有這種意思”。實際上,我在高二時才第一次學到這個知識點,從評論中可以看出很多日本人可能忘記了或是根本沒學過。透過學習歷史,我們可以瞭解過去的教訓。而且,從銘記歷史過錯和贖罪的角度出發,瞭解日本人的所作所為對於受害者來說非常必要。但是,我們現在的學習方法只是為了完成研究課題或應試而灌輸知識,用完之後很快就遺忘了。所以才會出現“不知道‘丸太’是什麼意思”的評論,並且深深地傷害了中國人的感情。對於中國人來說,731部隊是最痛苦的回憶,當然應該銘記,而在日本,瞭解這段歷史的人並不多。在這方面,日中兩國之間的歷史認識出現了偏差。我認為,日本不能只學習自己作為受害者的歷史,還應該教育民眾日本給哪些國家造成了何種程度的傷害。
最後,我認為中國人和日本人應該互相理解,努力形成共同的歷史認知,透過時刻反省,使大家可以共同體會閱讀漫畫這種優秀文化的樂趣和感動。我們不應該處於對立,而應該接受兩國曆史和文化的差異,探索走向未來的方式。
獲獎感言:
得知自己獲獎,去拜讀其他獲獎作品時,我忽然感到很不安:自己的作品真的可以嗎?能夠收穫這樣一個獎項非常開心。同時也非常感謝有幸體驗瞭如此精彩的線上頒獎儀式。最後我想說,因為我目前還在學習漢語,所以很期待初次訪華接觸中國文化。
漫畫と日中間の歴史問題
高木 麻衣(たかぎ まい)
立命館宇治高校在學中
日本と中國では歴史問題の捉え方が違うと思う。例えば、私達が普段何気なく見ている漫畫でも中國人にとっては歴史問題を軽視しているように捉えられることもあると最近実感した。
私は、『僕のヒーローアカデミア』という漫畫が好きだ。この物語の始まりは中國で発光する子どもが生まれたという設定で繰り広げられていく。それ以來各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割がなんらかの個性と呼ばれるものを持ち始めた。ある人は超パワーを持ち、またある人は空を飛べる。逆をいえば、約2割は無個性と呼ばれ、なんの個性も発現されない。この世界では、個性を悪用するヴィランが生まれ、またそれを取り締まるヒーローという職が腳光を浴びた。この漫畫は、ヒーローに憧れた1人の無個性の少年がトップヒーローを目指す物語だ。しかし、この漫畫が突然一部の中國人から批判され、炎上した。もともと、中國でも高い人気を誇っていたため、私は驚いた。
なぜ、批判されたのか、それはこの漫畫に出てくるヴィランの中でも1番上の組織に位置するドクターと呼ばれるマッドサイエンティストの名前が関係している。彼は謎が多く、氏子達磨という偽名を使い、個性も本名も伏せられていたが、最終決戦に近づくにつれ、このキャラクターの名前が「志賀丸太」で無個性だと判明した。このことに中國人は不快感を抱いた。なぜなら「マルタ」とは日本軍の731部隊で実験に使われた人々を指す隠語であり、また「志賀」という言葉も赤痢病の発見者の名前を想起させると中國人は捉えたからだ。人體実験をするこのキャラクターに「志賀丸太」という名前をつけたことにより「配慮が欠けている」「謝罪しろ」などの非難の聲や罵詈雑言が相次いだ。それに対し國內のファンは「海外の文化の常識を押し付けるな」「不快なら読まなければいい」と返し、SNS上で言い合いになった。もはや、歴史問題から、日頃のストレスを言い合う場となってしまった。これを受けて作者と週刊少年ジャンプは謝罪し、名前の変更を行うと述べた。しかし、この対応に國內では更に批判の聲があがり、中國では當然の対応だと意見が分かれる結果となった。
私がもう一つ驚いたことは、日本人のコメントが「そもそもマルタがそのような意味を持つと知らなかった」などの歴史問題を認識していない発言が多かったことだった。実際私も高校2年生の時に初めて學んだが、多くの日本人は學んだことを忘れているか、そもそも學んでいないのだとコメントから分かった。私達は、歴史を學ぶことで過去の教訓を得ることができる。そして、被害者のためにも日本人が何をしたのかを知ることは、過去の過ちを忘れないことや罪を償う意味でも必要だ。しかし、私達は今、課題や受験のためだけに知識を詰め込み、終わればすぐに忘れるような勉強法をとっていると思う。だから「マルタの意味なんて知らない」などと投稿し、中國人の心を深く傷つけるのだ。中國人にとっては、731部隊は最悪の過去であり、當然知っているべきものだと思っているが、日本人で知っている人は多くないだろう。ここで日中間の歴史認識に差が出てくる。私は、日本が被害を受けた歴史ばかりを學ぶのではなく、どこの國にどれほどの悲慘なことをしたのかを教えることが必要だと思う。
最後に、中國人と日本人が互いに歩み寄り、共通の歴史認識を持つ努力をし、時に反省することで、漫畫という素晴らしい文化を読む楽しみや感動を共有できるようになると思う。私達は、対立するのではなく、両國の過去や文化の違いを受け入れて、前に進む方法を探すことが必要だと思う。
受賞の感想:
自分が受賞したことを知り、他の受賞者の作文を拝見した時、本當に自分でいいのかと不安になりましたが、このような賞をいただけてとてもうれしいです。オンライン表彰式という素晴らしい経験もさせていただきありがとうございました。最後に、私は今中國語を勉強しているので、初めての訪中ですが中國の文化に觸れられることが楽しみです。
翻譯:畢經成